上腕二頭筋長頭腱炎とは? 肩の前側が痛い・腕を上げると痛い原因と整骨院での改善方法

こんな症状でお悩みではありませんか?

腕を上げると肩の前側がズキッと痛む、夜になると肩がうずいて眠れない、スポーツや仕事で腕を使うたびに痛みが強くなる。このような症状が続いている場合、「上腕二頭筋長頭腱炎(じょうわんにとうきんちょうとうけんえん)」の可能性があります。

特に、肩の前側にピンポイントで痛みが出る場合や、慢性的に痛みが改善しない場合は注意が必要です。


上腕二頭筋長頭腱炎とは?

上腕二頭筋とは、いわゆる「力こぶ」を作る筋肉のことです。この筋肉は肘の動きだけでなく、肩関節の安定にも深く関わっています。

上腕二頭筋は「長頭腱」と「短頭腱」に分かれており、このうち長頭腱は肩の骨の間にある細いトンネル(結節間溝)を通っています。

この部分は構造的に摩擦が起こりやすく、腕を繰り返し使うことで負担が蓄積すると炎症が発生し、「上腕二頭筋長頭腱炎」と呼ばれる状態になります。


肩の前側の痛みはすべてが腱炎とは限らず、肩関節の炎症(肩関節周囲炎)やインピンジメント症候群など、別の疾患が隠れている場合もあります。痛みの場所や動きの特徴を正しく評価することが重要です。


上腕二頭筋長頭腱炎の主な症状

この疾患では、肩の前側(結節間溝付近)を押すと痛みが出るのが特徴です。また、肘を曲げる動作や、腕を外側にひねる動作で痛みが強くなることがあります。

特に、肘を90度に曲げた状態で前腕を外側に回す動作では痛みが増強しやすく、夜間になると痛みが強くなる「夜間痛」が出るケースもあります。

症状が進行すると、腕を上げるだけでも痛みが出て、日常生活に支障をきたすことがあります。


なりやすい年代・スポーツ

上腕二頭筋長頭腱炎は、30代から50代の男性に多く見られる傾向があります。

特に、野球・テニス・バレーボール・水泳など、腕を繰り返し使うスポーツでは発症しやすく、仕事では荷物の持ち運びや力仕事、デスクワークでも肩に負担が蓄積することで起こることがあります。


検査方法(セルフチェックの目安)

この疾患は、いくつかの動作で痛みが誘発されるかどうかで判断の参考になります。

例えば、肘を曲げて手首を外側にひねる動作で肩の前側に痛みが出る場合や、腕を伸ばしたまま上げていく動作で抵抗を加えた際に痛みが出る場合は、上腕二頭筋長頭腱炎が疑われます。


原因|なぜ肩の前側が痛くなるのか?

主な原因は「使いすぎ」と「肩関節の動きのアンバランス」です。

特に、腕だけで物を持ち上げる動作や、肩甲骨の動きが悪い状態で腕を繰り返し使うと、長頭腱に過剰な摩擦が生じます。

さらに、姿勢の崩れや猫背によって肩が前に巻き込まれると、結節間溝が狭くなり、炎症が起こりやすい状態になります。


整骨院での施術方法

当院では、痛みの出ている肩だけを見るのではなく、肩関節の動きや姿勢全体を評価し、根本原因にアプローチしていきます。

炎症が強い時期には、患部への負担を減らしながら、特殊電気施術や超音波などを用いて炎症の早期改善を目指します。

痛みが落ち着いてきた段階では、肩関節周囲の筋肉バランスを整える手技療法を行い、再び負担が集中しない状態へ導きます。

さらに、必要に応じて肩甲骨の動きを改善し、再発しにくい身体の使い方へと調整していきます。


肩の痛みは「安静にすれば治る」と思われがちですが、姿勢や動作のクセが残ったままだと再発しやすい特徴があります。そのため、痛みの改善と同時に“再発予防”の視点が非常に重要です。


放置するとどうなる?

軽い痛みだからと放置すると、炎症が慢性化し、腕を上げる動作そのものが制限されることがあります。また、肩全体の可動域が低下し、いわゆる「五十肩」のような状態に進行するケースもあります。

早期の対応が、回復の早さと再発予防の鍵になります。


肩の前側の痛みは早めのケアが重要です

上腕二頭筋長頭腱炎は、スポーツだけでなく日常生活の中でも起こる身近な肩の障害です。初期の段階で適切に対応することで、慢性化を防ぐことができます。

「腕を上げると肩の前が痛い」「夜になると肩がうずく」といった症状がある場合は、早めのチェックをおすすめします。

当院では、痛みの改善だけでなく、再発しにくい身体づくりまでサポートしています。肩の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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